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タイトル Re^2: 再販
投稿日: 2008/11/02(Sun) 17:26
投稿者浅井真紀

>レンキャシール、ヒューキャストのイベントでの再販は
もうおこなわないんでしょうか?

個人的にも思い入れは大きなアイテムなのですが、
如何せん時代が変わっちゃったしな、というのが偽らざる所です。
今、レイキャシやヒューキャストを再販したとしても、
それらはやはり2004年なりのスペックのものであって、
MMSやfigmaに慣れた方や、新たにこの業界に興味を持って頂いた方からすれば、
色々と厳しい内容だと思うんです。
元々、レイキャシールで行った可動やカラーレジン化は、
食玩等でフィギュアに興味を持ってはくれたものの、
ワンフェスまで来てみたら、あまりに敷居の高いガレージキットに壁を感じ、
興味を失ってしまった、という多くの方に対して、
壁ではなく、一歩目の階段となるべくして生まれたものでした。
カラーレジンを常時生産可能な、国内のラインを作る、という目的もありました。
しかし、可動という要素に対する認識が深まり、
求められるスペックも向上した現在、当時のレイキャシの内容では、
興味を持ってもらうべき階段の一歩では無く、
期待に対して、むしろ興味を失ってしまうきっかけにならないか、という懸念があります。
当時から、スペックに対しての問題点は認識しており、
それを解消したい中から生まれた素体がマシニーカ、後のMMSです。
更に後のfigma、MMS2Nd、3rdへと、
浅井の関わった製品だけでもスペックは向上していますし、
これがリボルテックやスペシャルクリエイテゥヴモデルEX
等の製品も含めれば、ここ数年の進歩は信じがたいほどです。
そこに、世代としては2世代以上古い、
単純なレジン接合の可動キットを再販する事が、
ノスタルジックな意味合い以外に、肯定的な結果を生めるのか、
正直に言うと疑問をぬぐえません。
明確な意識を持たずに、そこに立ち返ってしまう事は、
あまりに安易な選択では無いのか、と。

ただ、今でも、レイキャシを組む事が楽しかった、
あれで初めてレジンに触った、と仰って下さる方の存在を
嬉しく思ったり、またああいった役割の何かが必要なのだ、
と考えてしまっているのは事実です。
パラベラム系列のジョイントや、
アウタスキンで用いた、少数生産可能な軟質パーツ、
州浜のインサート成型などは、
少数生産可能な、ガレージキットとして展開可能な、
新機軸の為に模索した中から見つけたものでもあるのです。
figmaや3rdでアタフタとはしておりますが、
それらのテストベッドが、遅いなりに進行している事はお約束できます。

当時のままのレイキャシールやヒューキャストを、
何の意味も無くそのまま再販する、という事は無いと思います。
もしあるとすれば、それは何かしらの技術的回答を見、
今、販売するだけの意味があるのだ、という改修が行えた時でしょう。
版権の問題もありますので、それがPSOかは浅井の保障できるものではありませんが、
レイキャシを作っていた当時、ガレージキットで何が出来るのかを模索したように、
今もまた、
ガレージキットが今のユーザーに対して、何が出来るのか、
というテーマは抱えて、新しいアイテムの開発は続けています。
いずれ、
「ああ、これが現在なりのレイキャシールなんだ」
と納得して頂けるようなアイテムをお目にかけられるよう、
もちっと頑張らしていただきたいと思います。





だめ?


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