よつばと!
電撃大王10周年記念号、付録


■「よつばと!」より小岩井よつば。
 毎度毎度の電撃大王(縁が濃いなあ)、春先に10周年記念を迎えるとの事で、その付録立体を造らせていただきました。
 創刊号を買っていた当事を思い返すと、まさか10周年付録を造る事になろうとはなあ、と思ったり。
 依頼当初は、他の漫画キャラでのヴィネット案もあったのですが、僕には向いてないなと思った事と、ユーザーサイドから見た時のバリューへの疑問、何より、よつばスタジオさんとの仕事が楽しかった記憶もあって「よつばと!」を希望しました。

■よつばは元々、よつばスタジオさんのマスコット的な扱いのキャラクターであり、あずまんが大王連載時に併載されていた「よつばスタジオ繁盛記」でもマスコットとして用いられていました。その為か、浅井の中には「よつばはどこにでも現れて、その場を自分の空気に変えてしまう子」という印象があります。今回は、その印象を立体に置き換えてのパフォーマンスができまいか、というのが自分なりのテーマでした。
 どこに置いても、どの玩具やフィギュアと絡ませても「よつばと!」の一コマになってしまうようなアイテム、そう考えて、最近では定番になりつつありますが、今回も可動にしました。
■他の何かと絡ませやすく、かつ付録の予算枠に収まる事。そこから逆算すれば、おのずとサイズは小さくなります。結果としてよつばのサイズは6センチになりました。単三電池より少し大きいくらいの感じです。レイキャシールの股間くらいの高さ。
 サイズ的にも予算的にも、複雑な複数軸可動は望めません。仮に可能であったにしても、体のあちこちに分割ラインが入ってしまいます。線情報の多いキャラクターや、リデザインの可能なアイテムならともかく、よつばでは関節の違和感は軽視できません。そこで今回はシルエットを崩さず、あまり関節も目立たないように動かす事を心がけました。

■可動位置は12箇所。
 首、肘(ソデ)、胴体、膝(スソ)、足首でのボールジョイント可動、及び肩、股間での軸可動です。
 肘(ソデ)、膝(スソ)は、ボールから片寄って軸が生えていて、ソデやカーゴパンツの中で湾曲してから腕や足になっています。ですから、実際に肘、膝で曲がるわけでは無いのですが、一見してそう見えるような形状にしてみました(ぶっちゃけそんなに曲がらないですけど)。
 肩は一軸ですが、腕を上げるにつれ横にも広がるような角度にしています。これはよつばの「なで肩」を崩さないで可動させる為の措置ですが、よつばは両手を合わせるような(銃を構えるような)演技をあまりしませんので、選択としては良かったように思います。その分、背中の幅はせまーいですが。
■今回の「これだけはやりたいなあ」
走るよつば。連載開始時の電撃大王表紙でも描かれていた、走る演技はどうしても出来るようにしたいと思っていました。
浅井の中では「よつば=元気」の公式があるのです。

■股間の軸、ガンダムで言うところのフンドシ部分。正面からはカーゴパンツのチャック隠しのように処理していますが、断面は三角形をしていて、お尻の側からは見えません。縦線が一本入っているだけです。
なのに背面写真を撮ってなかったという片手落ち。
■右写真ではソデの中が見えますね。上で書いていた肘の構造はこういう事です。単純です。

■今回のよつばは、単行本を参考に造っていたため、進行中の連載よりは頭身がちょいと高いです。また、自立させる為に、足首は大きめに造っています。それに合わせて足自体も太い感じにディフォルメしました。
連載では、どんどんちぢんでいきますねえ、よつば。
次に造るときはもっと縮めます。

■実際の製品では、靴の裏に二種類の穴が開いています。これは既存の製品に付いているベースに合わせられるようにです。軽いので、走らせ状態で固定とかも出来るハズ。
予算があればマグネット入れたかったね、足うらに。
■今回は〆切も予算もシビアでした。
依頼があった時点で「いや、無理ッスよ、何言ってんですか大将」「だよねー、いや、解ってて言ってんですよ」みたいな会話をした覚えがあります。
でもなんとかなりましたし、
やってよかったです。

まだ未発表ですが、よつばの前に造った別アイテムで学んだ事が、よつばにはストレートに反映されています。こういった自分内フィードバックは次回作へのテンションを高めてくれます。

あと予算面から何から、骨を折って頂いてる電撃大王の土屋十宏氏に感謝です。御苦労さまです。

ホイホイさんもねー((;゚Д゚)ガクガクブルブル






ヨツーバクロース
うお!? ジャンボに!?





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